ロシア、ガソリン輸出を全面的に禁止…中東情勢の緊迫化で需要増・国内価格は1割上昇
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ロシア政府は2日、ガソリンの輸出を全面的に禁止した。中東情勢の緊迫化を受け、露産エネルギーの需要が高まっており、海外輸出が優先されて国内で価格高騰や供給不足が起きることを防ぐ狙いだ。期限は7月末を予定している。
露政府が、ガソリン輸出を全面的に禁止するのは昨年夏以来となる。前回は、ウクライナによるロシアの石油関連施設への攻撃強化などで、価格高騰や供給不足が生じていた。露政府は今年1月末に禁止措置を緩和していた。
露政府がガソリン輸出の全面禁止を決めたのは、露国内で価格が上昇して不満が高まるリスクを抑えたいとの判断とみられる。露独立系世論調査機関「レバダ・センター」の昨年の調査では、国民の関心が最も高かった項目の一つが物価上昇だった。
露紙コメルサントは「世界的な価格急騰を受け、ガソリン輸出が増加した」との専門家の分析を紹介。米国とイスラエルによるイラン攻撃開始以降、ロシアではガソリンの卸売価格が約1割上昇していたという。