商船三井のLNG船がホルムズ海峡を通過…「事実上封鎖」後に日本関係船舶で初、「船員と船舶の無事を確認」
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商船三井は3日、同社のLNG(液化天然ガス)船がイランによって事実上封鎖されているホルムズ海峡を通過したことを明らかにした。2月末に米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まって以降、ホルムズ海峡以西のペルシャ湾内には45隻の日本関係船舶が停泊していたが、通過して湾外に出た初めてのケースとなる。
商船三井によると、通過したのはパナマ船籍の「SOHAR(ソハール) LNG」で、商船三井とオマーンの企業が共同で保有している。船員数や船員に日本人が含まれているかは明らかにしていない。ホルムズ海峡を通過できた理由などについても非公表としたが、船は危険とされる水域は離れたという。
商船三井は3日、読売新聞の取材に「船員と船舶の無事を確認している。今後も船員、船舶、貨物の安全確保を最優先に対応していく」とコメントした。
ホルムズ海峡は世界で取引される原油やLNGの約2割が通過するとされ、海上輸送の要衝だ。日本の海運各社はLNG船以外にも原油タンカーや自動車の運搬船も航行させている。イランがホルムズ海峡を事実上封鎖していることで、原油供給の混乱が懸念されることから、世界で原油価格の高騰につながっている。