ポケモンセンター殺害、女性店員に十数か所の刺し傷…死亡の男は昨年ストーカー容疑で逮捕も受診拒否
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警視庁は昨年12月以降、春川さんに計9回接触。禁止命令後、広川容疑者が春川さんの自宅や職場に押しかけた状況は確認されなかった。警視庁は春川さんに職場の変更も助言したが、春川さんはポケモンセンターで働くのが夢で、仕事を続けたという。
同級生の女性(21)によると、春川さんは小学生の頃からポケモンが好きだった。中学時代には毎日一緒に登校し、よく勉強を教えてもらった。約1週間前、バスの車内で母親と談笑する姿を見かけたといい「声をかければよかった」と声を振り絞った。
禁止命令が過去最多3037件、治療など233人のみ
警察では2024年から、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けた加害者全員に連絡を取り、必要に応じてカウンセリングや治療を受けるよう促している。広川容疑者も受診を勧められたが、拒否していた。
同様のケースは多く、昨年は禁止命令が過去最多の3037件に上る一方、治療などにつながったのは233人にとどまった。ストーカー対策に詳しい拓殖大の守山正名誉教授(犯罪学)は「『悪いのは相手で自分ではない』と考える加害者が多く、治療に抵抗する場合も少なくない」と指摘。米国の一部の州やカナダなど、海外では裁判所が治療やカウンセリング受講の命令を出す国もあり、「国が治療や受診を義務づけることも検討するべきだ」と話す。
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