イラン国営テレビ、戦闘終結に向けた15項目の計画案「拒否」…トランプ氏は中東に増派し攻撃強化の構え
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【ワシントン=池田慶太、エルサレム=福島利之】イスラエルの主要民放テレビ「チャンネル12」は24日、複数の情報筋の話として、米国のトランプ政権がイランとの戦闘終結に向け、1か月の停戦やイランの核開発計画の放棄を柱とした15項目の計画案を示したと報じた。イランは見返りに制裁の全面解除を得られる内容だが、イラン国営メディアによると、高官は計画案を拒否すると述べた。
計画案は仲介役のパキスタンを通じてイランに伝えられたという。計画案ではイランに対し、▽既存の核能力の解体▽濃縮ウランの国際原子力機関(IAEA)への引き渡し▽ナタンツなど3か所の核施設の解体▽ホルムズ海峡の開放▽ミサイル保有数や射程の制限――などを要求。イランは見返りとして、▽制裁の全面解除▽民生用原子力計画の支援――などを受ける。
イラン国営テレビ傘下のプレスTVは25日、高官の話として、イランが15項目の計画案を拒否すると報じた。イラン軍の報道官は25日、「米国は自身と交渉している」と述べ、表向き米国との交渉を否定する立場を崩していない。
これに先立ち、米ニュースサイト・アクシオスは、米側がイランとの協議を26日にもパキスタンで開くことを計画しており、イラン側の返事待ちだと報じていた。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは24日、関係筋の話として、イラン側が米側に、湾岸諸国にある全ての米軍基地の閉鎖やイスラム教シーア派組織ヒズボラに対するイスラエルの攻撃停止といった交渉再開の条件を提示したと報じた。
対イラン攻撃を続けるイスラエルが計画案に同意しているかどうかは不明だ。イスラエル主要紙ハアレツは25日、政府当局者の話として、「トランプ大統領が高濃縮ウランや核・ミサイル計画で譲歩することを懸念している」と伝えた。
トランプ氏は24日、記者団に対し、イランの海軍や空軍を壊滅させた結果、「我々は非常に有利な交渉の立場にある」と語った。FOXニュースなど米メディアは24日、米陸軍第82