井口裕香「本好きの下剋上 領主の養女」…「好きなものに一直線」
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本好きの下剋上 領主の養女(日本テレビ系) 土曜午後5:30(4月4日スタート)
現代日本に暮らす本好きの本須麗乃は、異世界の平民の娘マイン(声・井口裕香)に転生する。貴重で手が出ない本を一から作ろうと悪戦苦闘するマイン。貴族の陰謀から家族を守るため、領主の養女となり、新たな一歩を踏み出す。
本を愛するヒロインが転生したのは、本が手に入らない異世界だった――。好奇心旺盛な少女マインが大好きな読書のために奮闘するアニメで、マインの声を4年ぶりに演じる。「『続編やりたいね』って言っていても、かなうことってなかなかない」。うれしさはひとしおで、支えてくれたファンに感謝する。
転生した世界では、本は平民には手が出せないほど高価で、識字率も低い。現代の知識を持つマインは、一から粘土板や紙を作り、本を生み出そうと試行錯誤を重ねた。強大な魔力を持つために貴族から狙われたマインは、下町の家族を守るため、領主の養女となる決断をする。名をローゼマインと改め、謀略が渦巻く貴族社会に身を投じていく。
転生した主人公が縦横無尽に活躍するアニメは多いが、この主人公は自らの魔力を制御できず、病にも倒れやすい。身分や文化の違いなど多くの壁が立ちはだかる中、それでもめげずに挑戦を続ける。「好きなもの、大事なもののためにまっすぐ一生懸命になるところが一番の魅力です」
ひたむきなマインは、小学生の頃の自分と重なる。アニメや漫画の世界に憧れ、声優という職業を知った。「本がないなら作ればいい」と決意したマインのように、「私の場合は『なりたいなら、なればいいじゃない』でした」。いつかなりたいではなく、声優になるために何をすべきか真剣に考え、デビューに至るオーディションに応募した。
経歴を重ねるうちに、「今何が大事なんだっけ?」と迷うこともある。そんな時、この役がもう一度教えてくれる。「好きなものに一直線」。それが昔も今も変わらない自らの原動力だということを。
異世界と転生
Q.子供の頃好きだった作品は?
A.姉の部屋で漫画を借りて読んでいました。「ぼくの地球を守って」と「ふしぎ遊戯」が本当に好きで、今でも読み返します。どちらも「異世界」や「転生」が題材になっているんですよね。
Q.「本好き」の共演者とやりとりは?
A.共演する速水奨さんは「ぼく地球」で大好きだったキャラを演じてらっしゃって。本当に優しくて、当時のキャラの声で話しかけてくれるんです。思わぬラッキーに寿命が縮まるかと思いました(笑)。
(文・読売新聞文化部 宮嶋範/写真・今利幸)
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