出版社の記事を自身のサイトに無断転載した疑い、男を書類送検…1億円超の収益得たか
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インターネット上に出版社の記事を無断転載したとして、山形県警は17日、福岡市のウェブサイト運営会社役員の男(38)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで山形地検に書類送検した。容疑を認めている。少なくとも約2万点が転載されていたとみられる。
発表によると、男は2020年10月~23年8月、新潮社など5社のウェブ記事を、自身が運営する「ニュースまとめサイト」に無断転載した疑い。サイトは16年頃に開設され、関心の高い政治や社会、芸能分野の記事を転載するなどし、1億円超の広告収益を得ていたとみられる。
「コンピュータソフトウェア著作権協会」(東京)が23年10月に県警に通報し、5社からの刑事告訴を受けた山形県警が捜査していた。同協会によると、同サイトはまとめサイトの中でも老舗的な存在で、24年12月時点で約2万点の無断転載があるなど、大規模に運営された。閲覧回数が約480万回に上った月もあったという。
書類送検を受け、5社は同協会を通じ「(記事の無断転載は)作成者に対する経済的損出を与え、最終的にはその文化さえも衰退させる。同種事案の抑止につながることを期待する」とのコメントを発表した。