想定超える赤字増で県立病院の高額医療機器の更新見送りへ…電子カルテの更新も延期、計約35億円の経費凍結
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兵庫県は2026年度、県立病院の磁気共鳴画像装置(MRI)などの高額な医療機器約15億円相当の更新を見送る方針を固めた。電子カルテの更新も延期し、計約35億円規模の経費を凍結する。物価高や人件費増に公定価格の診療報酬の増額が追いついておらず、想定より赤字が膨らんだことへの対応という。
県病院局によると、1台約2億円するMRIは、淡路医療センターと尼崎総合医療センターで、各1台の更新を1年見送り、メーカーの保守や修理で対応する。他の病院でも、高額な機器の買い替えを延期。例年、30億円規模を予算計上して計画的に機器の更新を進めているが、費用を15億円ほど圧縮する。丹波医療センターで予定されていた電子カルテの更新も1年延期し、約20億円を削減する。
経営難が背景にあり、県直営の10病院の経常損益は、2024年度決算で128億円の赤字。25年度決算でも、当初想定していた約50億円から約120億円に赤字が膨らむ見通しという。県病院局は「人件費や物価高で支出が増えた。診療機能に影響がないように進める」としている。