昔と変わった、自衛隊への「理解」と日本の危機
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「日陰者」は遠い昔
今から六十数年前、吉田茂元首相は、幹部自衛官を育てる防衛大学校の学生にこう語ったとされる。「自衛隊が国民から歓迎されチヤホヤされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけだ。君たちが日陰者である時のほうが国民や日本は幸せなのだ」と。
自衛隊を日陰者と呼ぶのは正しくないが、「縁の下の力持ちであれ」と激励したのだろう。確かに一面の真理は突いている。それだけに、自衛隊への関心が高まる現状は、日本が置かれた危機の深さを示しているのだと思う。
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プロフィル
高沢 剛史(
たかさわ・つよし
)
社会部次長。2003年入社。横浜支局などを経て05年に社会部。警視庁や防衛省を取材し、21年5月から社会部デスク。
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