日本最初の知的障害者施設・滝乃川学園を東京都が処分…見守り怠り利用者を踏切事故で死亡させる
完了しました
外出時に必要な見守りを怠り、知的障害のある利用者を踏切事故で死亡させたなどとして、東京都は4日、社会福祉法人「滝乃川学園」(東京都国立市)に対し、障害者総合支援法に基づき、入所施設での新規利用者の受け入れ停止12か月の行政処分をした。
都の発表によると、同学園は、知的障害者の入所施設「滝乃川学園成人部」(同市、定員80人)を運営。同施設の職員は昨年3月、外出支援の一環で利用者6人を連れて車でドライブ中、同市内にあるJR南武線矢川―谷保駅間の踏切近くで、電車を見るため2人を降ろした。
職員は残る4人とともに車内にとどまり、私的に携帯電話を操作していた。その間、踏切内にいた40歳代の男性利用者が電車にはねられ死亡した。もう1人は警報機の音で踏切から離れて無事だった。
都が事故後、同学園に対する監査を実施したところ、施設では必要な見守りをせずに電車を見学させる危険な外出支援が常態化していた。さらに、管理者がこうした運用を9年間把握せず、事故後も再発防止策を徹底していなかったことが判明した。
滝乃川学園は日本最初の知的障害児・者のための社会福祉施設として知られる。