衆議院選挙、与野党の党首らが相次いで大票田の福岡市入り…序盤から都市部に幹部投入し支持拡大狙う
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衆院選(2月8日投開票)が公示された今週、与野党の党首らが相次いで大票田の福岡市に入り、激しい舌戦を展開した。衆院解散から投開票まで16日間の「超短期決戦」で政策や候補をアピールする機会が限られる中、各党は「選挙の顔」となる幹部を序盤から都市部に投入し、支持拡大を狙う。
「挑戦しない国に未来はない。希望があれば前を向いて頑張れる。そういう日本を次の世代に残しましょう」。買い物客や通勤客が行き交う福岡市・天神の警固公園で30日夕、高市首相(自民党総裁)が声を張り上げた。公園は人であふれ、沿道にも人垣ができた。
隣では福岡市を選挙区とする福岡1~3区の自民候補3人が聴衆に手を振った。首相はこの日、北九州市や大分市なども回って7人の自民候補の名前を連呼。松本国寛・福岡県連会長は「首相の本気度が伝わったはず。この熱気を投開票日まで続けたい」と話した。
前日の29日、福岡市早良区の公園には中道改革連合の野田、斉藤両共同代表の姿があった。立憲民主党出身の福岡1~3区の候補も並び、斉藤氏は公園に駆けつけた公明党支持者らを前に「中道の理念をしっかり理解し、旗のもとに集ってくださった」と紹介した。
両共同代表が公示後に並んで街頭に立つのはこの日が初めてといい、野田氏は「最重点区はここ福岡。福岡から中道のうねりを作っていこう」と呼びかけた。候補者の一人は「選挙に対する熱を感じ、触発された。とにかく勝ちに向けて頑張りたい」と語った。
九州の玄関口・博多駅前では、与党として初の国政選に臨む日本維新の会の中司幹事長が30日、国会議員の定数削減などを主張した。28日には国民民主党の玉木代表も立ち、国民生活最優先の政治への転換を訴えた。参政党の神谷代表は29日、警固公園に候補者と並び、消費税の廃止の実現を強調した。共産党の志位和夫議長や社民党の福島党首、チームみらいの安野党首も福岡市などで声を上げた。