高齢者虐待の被害者の8割は女性、虐待した人は息子が最多…島根県が状況を公表
完了しました
島根県は、2024年度の高齢者虐待の状況を公表した。介護老人福祉施設などで働く「養介護施設従事者等」による虐待認定件数は5件(前年度7件)、家族や親族など「養護者」による虐待認定件数は72件(同79件)にのぼった。
県内19市町村からの報告に基づき、集計した。養介護施設等の種別は、特別養護老人ホーム3件、認知症対応型共同生活介護1件、小規模多機能型居宅介護1件で、うち4件は介護職員が虐待を行っていた。
虐待の種別は、暴行など身体的虐待が1件、介護等放棄が1件、性的虐待が1件、財産を不当に処分するなど経済的虐待が1件、詳細不明が1件だった。
養護者による虐待(重複あり)では、身体的虐待が最多で63・0%。心理的虐待31・5%、介護等放棄27・4%、経済的虐待15・1%と続いた。虐待を受けた高齢者の性別は、男性19・2%、女性80・8%で、年齢は80歳以上が64・4%を占めた。虐待をした人は息子の42・1%が最も多く、次いで夫、娘の順だった。
県高齢者福祉課は「今後も各施設で働く人を対象にした研修や、高齢者・障がい者のための無料電話法律相談の周知などに取り組み、虐待防止に努めたい」としている。