水戸のネイリスト殺害、逮捕の男がストーカー行為か…スマホ解析で男が浮上
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昨年の大みそかの夜に水戸市のネイリスト小松本遥さん(31)が殺害された事件は発生から3週間で大きく進展した。殺人の疑いで逮捕された元交際相手の茨城県城里町小坂、会社員大内拓実容疑者(28)は容疑を否認する一方、小松本さんにストーカー行為をしていたとみられるという。県警は今後、事件の全容解明を進める。
21日午後、坂井誠刑事部長や小泉辰也水戸署長ら県警幹部3人が水戸署で記者会見を開いた。坂井部長は小松本さんのスマートフォンの解析などから、過去の交際相手だった大内容疑者が浮上したと説明。「押収した証拠品などから被疑者と特定し、逮捕した」と述べた。
発表では、大内容疑者は昨年12月31日午後5時20分頃から同7時15分頃、水戸市加倉井町のアパート一室で、小松本さんの首を刃物で刺したり、頭部を鈍器で殴ったりして殺害した疑い。県警は大内容疑者が強い殺意を持って、小松本さんを襲ったとみている。小松本さんは妊娠していた。
ただ、事件現場や大内容疑者の自宅、押収した車からは事件に使われたとされる凶器は見つかっていない。県警幹部は大内容疑者が凶器を処分したり、隠したりした可能性があるとみている。
県警によると、2人は2024年に交際を始め、同年内には解消したという。25年夏頃、大内容疑者が小松本さんに電話をかけたり、SNSでメッセージを送ったりし始めたが、小松本さんは着信拒否などで連絡を一切拒否していた。
大内容疑者は同年秋以降、小松本さんの自宅など居場所を聞き回るようになった。小松本さんは事件の4日前、ストーカー被害の相談窓口を尋ねる電話を水戸署にかけていた。大内容疑者のストーカー行為に悩んでいた可能性があるとみられる。
事件現場から大内容疑者の城里町の自宅までは直線距離で約10キロ・メートル。近くに住む女性(79)は「ハキハキとあいさつをしてくれる好青年という印象。信じられない」と打ち明けた。男性(85)は「何が起きたのかわからない。びっくりだ」と沈んだ表情を見せた。
不安な日々を送っていた事件現場近くの住民の間では、
「逮捕されて良かった。これで安心して過ごせる」。近くに住む70歳代の女性は夜の戸締まりを徹底していたといい、ほっと胸をなでおろした。
近くの飲食店で働く70歳代の女性は「若い女性が亡くなって気の毒で、早く捕まってほしいと思っていた」と話した。