公園で生活苦の男性に報酬100万円で声かけ、顔写真を偽造マイナカードに使用か…6億円詐取容疑で逮捕
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偽造されたマイナンバーカードを使って銀行口座を開設したなどとして、警視庁は28日、男4人を偽造有印公文書行使や詐欺などの容疑で逮捕したと発表した。
職業不詳の男(52)(東京都豊島区)らは架空の人物名義で作った168枚の偽造マイナカードを使って168の銀行口座を開設し、437枚のクレジットカードの発行も受けていたという。同庁は、ブランド品の購入や消費者金融からの借り入れなどで計6億円分を不正に得たとみている。
発表によると、52歳の男と職業不詳の男(68)(葛飾区)は仲間と共謀して2021年5~6月、スマートフォンの銀行口座開設アプリを通じて偽造マイナカード2枚分の画像データを送信し、2口座を開設したほか、キャッシュカード2枚をだまし取った疑い。
4人は不正入手したキャッシュカードで現金約68万円を引き出して盗んだ疑いもある。4人の逮捕は27日。
52歳の男は台東区の上野公園で生活に困った50~60歳代の男性2人に声をかけ、2人の顔写真を偽造マイナカードに使用していた。氏名欄は架空の人物で、住所欄は2人を代表取締役などとして登記した実態のない企業の所在地を記載していたという。2人には報酬として週に1万円程度が支払われ、総額は約90万円~140万円に上った。
同庁は、架空の人物名義の銀行口座やカードを悪用し、利用料や借金を踏み倒していたとみている。