新総裁の高市早苗氏を待ち構える悪路、初の女性首相が短命政権になるかも…注目の人事はどうなる
完了しました
もう一つ、人事面での注目点は、派閥の政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載があった旧安倍派議員らの処遇だ。手のひらを返したように重用すれば、世論の反発を買うことになる。
「維新」軸に連立協議、公明が納得するか
野党との連携のあり方も焦点だ。まずは日本維新の会との連立協議が軸となる。水面下の協議は進んでおり、維新の藤田文武・共同代表は読売新聞の取材に対し「(打診があった場合は)交渉のテーブルに就くことは当然だ」と明らかにした。
維新の連立参画に慎重な公明党を説得し、「自公維連立政権」にこぎ着けたいところだ。
果たして公明党が素直に応じてくれるかどうか。維新が連立に参画となれば、衆参両院で与党は過半数を回復し、当面政局は安定すると見られる。
「政治とカネ」対応不足、逆風の主因に目を向けず
刷新感や世代交代を打ち出し、連立枠も拡大となれば、新政権は順調な船出となりそうだ。
もっとも、懸念する向きもある。ベテランの自民党衆院議員がこう指摘する。
「自民党への逆風の主因は『政治とカネ』の問題だが、総裁選の論議では各候補は政治資金の透明化を言うだけ。まさしく旧態依然。これまでと同じ党の顔をすげ替えてすむ話ではない」
逆風の背景に目を向けていない。危機感が足りないというのである。
「政治とカネ」の問題はもちろん、透明な党運営、政策を巡る支持団体との利権構造まで実効性のある具体策を講じるべきだ。