トランプ政権、WHOから「正式に脱退」と発表…24~25年分の分担金410億円未払い
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【ワシントン=中根圭一】米国のトランプ政権は22日、世界保健機関(WHO)から正式に脱退したと発表した。194か国が参加するWHOからの脱退は異例。拠出額が最大だった米国の脱退に伴い、WHOが資金不足に陥り、世界の感染症対策や途上国支援に打撃を与えそうだ。
米国は脱退の理由に新型コロナウイルス感染抑止の失敗を挙げ、「WHOは米国の国益に敵対的な国々に主導されている」と主張した。国務省報道官は22日、本紙の取材に、WHOへの資金提供を停止したと明らかにした。WHOによると、2024~25年分の分担金約2億6000万ドル(約410億円)が未払いだ。
WHOは、米国の脱退には分担金の支払いが必要だとしている。「脱退の可否は加盟国が議論すべきだ」として、2月の執行理事会などで対応を協議する見通しだ。
トランプ大統領は2期目就任当日の25年1月20日、脱退の手続きを進める大統領令に署名していた。
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