自民 公明との距離苦慮 衆院選2次公認発表 前回見送り選挙区擁立
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自民党は22日、衆院選の公認候補予定者を追加で13人発表し、計285人で小選挙区の擁立作業を終えた。公明党が地盤としてきた大阪、兵庫などの計10選挙区にも候補を立て、自公関係の変化を反映する結果となった。党内には、現場レベルで公明との協力関係の維持に期待する声もあり、なお公明に配慮する姿勢も残る。(阿部雄太)
現場、協力維持に期待も
高市首相(自民党総裁)と鈴木幹事長らが同日、党本部で協議し、2次公認を決めた。
今回の衆院選では、公明と立憲民主党が新党「中道改革連合」を結成したため、自民は2024年の前回選で公明が候補を立てた11選挙区のうち、10選挙区に擁立した。具体的には、中道改革の斉藤共同代表の広島3区や、中野洋昌・前国土交通相の兵庫8区などだ。
こうした選挙区では、自民と公明がたもとを分かつ構図となったが、自民内では公明と地域ごとの連携を求める声が根強い。地方議員は中道改革に合流せず公明に残るうえ、斉藤氏らがいずれも比例選に立候補し、小選挙区では公明票すべてが中道改革に流れないと見ているためだ。
自民執行部は、公明側の出方を見極めるため、当面は公明批判を抑制する方針だ。21日の1次公認では1選挙区への擁立にとどめたのも、公明への配慮からだ。党幹部は「公明を刺激してもいいことはない」と語る。
一方、自民は前回選で公明が勝利した兵庫2区では、現職が立候補する維新の要請を受けて擁立を見送った。自民と維新は原則、選挙協力しない方針を示してきたが、自民の古屋圭司選挙対策委員長は「維新からの強い要請を
このほか、「政治とカネ」の問題で自民を離党した世耕弘成・元経済産業相が無所属で出馬する和歌山2区でも、擁立を見送った。「保守分裂を避けるべきだ」という地元の声に配慮したとみられる。昨年11月に自民会派に加わった無所属の衆院議員に関しては、大阪2区の守島正氏を「推薦」、福井2区の斉木武志氏を「支持」とし、候補を立てなかった。
自民党が22日に決定した衆院選候補予定者の2次公認13人は、以下の通り。(敬称略。年齢は22日時点)
【小選挙区】
埼玉14 藤田誠(52)新▽東京29 長沢興祐(44)新▽愛知5 岡本康宏(43)新▽同16 山下史守朗(50)新▽京都4 北神圭朗(58)現▽大阪3 柳本顕(51)元▽同5 杉田水脈(58)元▽同6 永井正史(48)新▽同16 葉田治央(46)新▽兵庫8 青山繁晴(73)新▽同11 山田基靖(43)新▽広島3 石橋林太郎(47)現▽福岡9 三原朝利(48)新