韓国空軍機へ空自那覇基地で給油支援、日韓両政府が調整…日韓防衛協力推進へ弾み
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日韓両政府は、韓国空軍の曲技飛行隊を航空自衛隊那覇基地(那覇市)に受け入れ、給油支援をする方向で調整に入った。自衛隊法に基づくもので、基地内での韓国軍への給油支援が明らかになるのは初めて。日韓防衛協力推進の大きな弾みになりそうだ。
両政府関係者が明らかにした。給油支援は、昨年11月に実現直前で頓挫した計画を再び進めるもので、受け入れるのは韓国空軍の曲技飛行隊「ブラックイーグルス」。今月下旬に那覇基地に飛来し、空自の給油支援を受ける方向で調整している。
同飛行隊は、サウジアラビアで2月に開かれる防衛装備品の国際展示会への参加を予定している。航続距離が長くないため、中東まで飛行する途中で給油の必要があり、韓国側が日本に協力を要請していた。日本政府は自衛隊法の「需品貸し付け」の規定を適用し、空自の燃料を提供する予定だ。同規定に基づく韓国軍への給油は初めてという。
日本は自衛隊と米国や豪州など主要国軍との間で、燃料や食料を円滑に融通し合えるようにする「物品役務相互提供協定(ACSA)」を結んでいるが、日韓間には、この枠組みが整備されていない。政府は今回の受け入れを機に、自衛隊と韓国軍の間で物資協力の実績を積み重ね、将来的なACSA締結に向けた機運を高めたい考えだ。
日韓間では昨年11月、中東の航空ショーに参加予定だったブラックイーグルスに同様の方式で給油支援を行う計画があったが、支援対象の機体が直前に島根県・竹島周辺を飛んでいたことが判明し、日本側が急きょ受け入れを中止した。給油地を確保できなくなった飛行隊は航空ショーへの参加を断念することになり、反発した韓国側が日本との防衛交流を一時中断する事態になっていた。
高市首相と