カープ黄金期築いた「タナキクマル」の1番打者、田中広輔が引退…現役生活12年「後悔はない」
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前広島東洋カープの田中広輔さん(36)が17日、広島市南区のマツダスタジアムで12年間の現役生活に終止符を打つことを表明した。「まだやれるという思いもあったが、気持ちだけではできないというのも理解している。後悔はない」と語った。
神奈川・東海大相模高、東海大、JR東日本を経て、ドラフト3位で2014年に入団。身長1メートル71と小柄ながら、遊撃での好守と確実性の高い打撃で頭角を現し、16年からのセ・リーグ3連覇には1番打者として貢献した。菊池涼介選手(35)、丸佳浩選手(36)(現読売巨人軍)と組んだ上位打線は「タナキクマル」と呼ばれた。
ここ数年は出場機会が減り、昨秋、球団から戦力構想から外れたことを告げられた。現役続行を表明したものの移籍先は見つからず、昨年のうちに引退を決断した。
報道陣から思い出深い出来事を問われると、19年6月に連続試合フルイニング出場が635試合で途切れたことを迷わず挙げた。「自分の中でのターニングポイント。一番の強みだったところが崩れた時だったから」と悔しそうに話した。
最後に、チームの黄金期を築いた功労者は「まだまだカープはこんなもんじゃないというところを見せてほしい」と後輩たちにエールを送った。