【競争倍率・一覧表】滋賀県立高校入試の全日制で初の1倍割れ…無償化で私立高が人気、膳所・理数は1.98倍
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滋賀県教育委員会は16日、県立高全日制の募集定員に対する志望者の割合(志望倍率)が平均0・98倍(中高一貫校の内部進学者を除く)で、記録が残る1978年以降、初めて1倍を割ったと発表した。一方、私立高全日制を第1志望とする生徒の割合は前年度から約3ポイント増えて過去最高を更新した。高校教育課の担当者は「4月から私立高校の授業料が実質無償化される影響では」としている。(青山大起)
県教委は昨年12月、県内の中学校102校、義務教育学校2校、特別支援学校中学部13校を今春卒業する予定の生徒1万3802人(前年同期比27人増)を対象に進路志望調査を実施。高校などへの進学を志望した生徒は計1万3679人(同17人増)で、進学志望率は99・1%にのぼった。
県立高全日制では計9240人の募集定員に9093人が志望した。現時点では半数以上の26校41学科が定員割れになっている。
私立高全日制の志望者は全体の15・9%(同2・8ポイント増)にあたる2174人(同386人増)で、初めて2000人を超えた。実質無償化が背景にあり、同課が行ったヒアリングでは「『経済的に苦しい』と話す保護者が、子どもの進学先として私学を視野に入れるケースが増えた」と答えた中学校があった。
入試制度の変更も影響した。従来は2月上旬に「推薦」「スポーツ・文化芸術推薦」「特色」の3選抜、3月上旬に一般選抜を実施していたが、今回からは3選抜を「学校独自型選抜」に統一。1次募集として、5教科による一般選抜を2月25日、学校独自型選抜を翌26日に設定した。そのため、より慎重に志望校を選択する傾向が見られたという。
1次募集の追試験は3月1、2日にあり、同9日に合格者が発表される予定。
◆守山、水口東、河瀬の募集定員は、併設中からの進学者分を除く▽志望者数には過年度卒業生や県外からの志望者を含まない▽前年度出願倍率には、推薦・特色選抜の出願状況は反映されていない▽膳所、草津東、栗東、米原、高島、守山北の前年度出願倍率は学校全体を表示▽大津清陵(定時制)の募集定員と志望者数には、転・編入学者の定員と志望者数を含まない。