「次は、いよいよ夢洲です」…万博行きメトロ車内放送でどよめき、「言葉の力」に感心
完了しました
JR西日本の大阪環状線では、駅ごとに異なる発車メロディーが鳴る。桜ノ宮駅は大塚愛さんの「さくらんぼ」、歓楽地・新世界に近い新今宮駅はドボルザークの「新世界より」といった具合だ。中でも鶴橋駅の軽快なリズムが気に入っている。スイス民謡風のメロディーで曲名は「ヨーデル食べ放題」。駅周辺には焼き肉店が多く、歌詞を知れば選曲が納得できる。
一方、大阪メトロは、笑いの街ならではの「遊び心」があまり感じられなかった。ところが昨年、大阪・関西万博の会場に乗り入れた中央線はひと味違った。会場最寄りの
「次は、いよいよ夢洲です」
大阪府内のある小学校では、校長が学校便りにこう記した。
「思わずくすっと笑ってしまいました/その後も万博のテーマソングが流れるなど特別感のあるアナウンスは続きました/ただ、一番車内がどよめいたのは『いよいよ』という言葉が流れた時だったように思いました」
たったひと言で、人の気持ちをプラスにする「言葉の力」に感心したという。その反面、言葉一つで気持ちをマイナスにすることもあるとし、児童に言葉の大切さを伝えているそうだ。
新年を迎え、こちらも記事で扱う言葉の重みを改めてかみしめつつ、「いよいよ」と心躍るニュースに今年はどれだけ出会えるのかを楽しみにしている。(科学医療部長 萩原隆史)