ベネズエラ、「相当数」の政治犯釈放…アメリカの意向に沿う動きか
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【リオデジャネイロ=大月美佳】ベネズエラのホルヘ・ロドリゲス国会議長は8日、政治犯の「相当数」をベネズエラ政府が釈放すると発表した。長年、反体制派を弾圧したニコラス・マドゥロ大統領が米軍に拘束されたことを受け、政治犯の釈放を求める米国の意向に沿う動きに出たとみられる。
ロドリゲス議長は、今回の釈放は「平和を追求する意思を示す行動だ」と述べた。釈放は政府として決定し、既に手続きに着手したと説明した。
人権団体フォロ・ペナルによると、ベネズエラでは現在800人以上が収監されている。スペイン政府によると、8日には首都カラカスにいるスペイン人5人が釈放された。地元労働組合はSNSで、野党の主要活動家2人が釈放される様子を映した動画を公表した。
政治犯を巡っては、米国のトランプ大統領は6日の演説で、カラカスの「拷問部屋が閉鎖される」と語っていた。ルビオ米国務長官も7日に公表したベネズエラ再建に向けた計画の一環として、野党政治家らの恩赦や釈放を求めていた。
ノーベル平和賞を受賞した野党指導者マリア・マチャド氏は8日、政治犯の家族らへの音声メッセージを公開し、「全ての囚人が自由になり、完全な民主主義の中で抱き合えるようになるまで、我々は休むことはない」と語った。
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