ロシア・中国などBRICS加盟9か国、米欧に対抗し南アフリカ沖で軍事演習…イランとUAEが軍艦派遣
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【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロシア、中国など新興5か国を中心とするBRICS加盟9か国による軍事演習が9日、南アフリカ沖で始まった。米欧への対抗軸として、経済面だけでなく軍事的な連携を目指す動きで、南ア国防軍によると、演習は中国主導でBRICS加盟国に呼びかけ、16日まで行われる。
演習には露中南アのほか、イランとアラブ首長国連邦(UAE)が軍艦などを派遣し、ブラジル、インドネシア、エジプト、エチオピアの4か国がオブザーバーとして参加している。「平和への決意2026」と称し、海洋の経済活動の安全保障を高めることが目的だとしている。
規模は明らかにされていないが、南ア南部サイモンズタウンの海軍基地沖には、中国海軍のミサイル駆逐艦と補給艦、ロシアのコルベット艦と中型タンカー、イランのヘリコプター空母などが待機している。
演習は中露南アの3か国で昨年11月に計画されていたが、南アが主要20か国・地域(G20)議長国だったため延期され、参加国を拡大して仕切り直された。
BRICS加盟国はトランプ米政権に高関税を課され、米国に対する不満が高まっている。これを好機ととらえる中国は緊密な連携を呼びかけている。米国との関係が悪化する南アも、昨年11月に米国がG20首脳会議をボイコットしてから対決姿勢を鮮明にし、中露との関係を強化しようとしている。
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