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「幻の魚」ヤマノカミ、高校生「生息場所を明らかにしたい」…最新の「環境DNA技術」で探る

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 ヤマノカミを30年以上、研究対象とする竹下教授は「貝殻ではなく、石の下を巣にしている可能性も考えられる」と指摘。その上で同高には「川、季節ごとの分布状況などがわかると面白い」とエールを送る。

 向教諭は「近年、有明海の海産物がとれなくなっているという話を聞く。身近な自然を通して地域の課題に関心を持ち、社会に貢献できる人材に育ってほしい」と期待している。

ウナギやサンゴで成果

 環境DNAによる調査は、様々な成果を上げている。長崎大水産学部のチームは、長崎県内23河川でウナギ類の有無を調べ、約8割に当たる19河川でニホンウナギのDNAを検出。八木光晴准教授(水産学)は「今後は調査対象を海にも広げ、ウナギ類がどのように河川に定着するのかを明らかにしたい」と意気込む。

 ほかの先進技術と組み合わせた調査も進む。サンゴを研究する沖縄科学技術大学院大は、水中を航行できる無人探査機(水中ドローン)を導入。人間が海に潜ってサンゴの種類を見分けることなく、遠隔操作で継続的に広範囲の調査が可能になった。

 同大は、水中ドローンを沖縄県・慶良間諸島沖で使い、場所や水深でサンゴの種類や分布に違いがあることを突き止めた。同大の佐藤矩行教授(ゲノム科学)は「どんなに深い海域でも種類を特定できる。実態把握が進むと期待できる」と話す。

  ◆環境DNA =海や川の水、土などの環境中に存在する生物由来のDNA。排せつ物や体液などに含まれる遺伝情報を読み取ることで、その地域に生息する生物の種類などがわかる。

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