紙ストロー「ふやける」「口当たり良くない」…外食各社が廃止へ、植物由来プラなど環境にも配慮

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使い心地に不満の声

 外食各社で紙製ストローの見直しが進んでいる。環境負荷低減のため、プラスチック製ストローから切り替える動きがいったんは広がったが、使い心地などに不満の声が出ていた。植物由来のプラスチックを利用するなど、環境に配慮しつつ対応を図る。

日本マクドナルドが提供しているストロー不要の容器
日本マクドナルドが提供しているストロー不要の容器

 日本マクドナルドは11月、冷たい飲み物用の容器に飲み口付きのフタを採用し、紙ストローの提供をやめた。ペットボトルをリサイクルした素材を使い、石油原料の使用量は削減する。

 同社は2022年に紙ストローを導入したが、客からは「ふやける」「味が悪くなる」といった不満の声が上がっていた。担当者は「ゴクゴク飲みやすいようこだわった。環境にも配慮している」と強調する。

提供を終了した紙製ストロー
提供を終了した紙製ストロー

 スターバックスコーヒージャパンは今年1月、20年から提供していた紙ストローに代えて、植物由来のバイオマスプラスチック製ストローを導入した。

 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスも、20年からバイオプラを30%配合し、長さを1センチ短くしたストローを提供している。一部店舗で紙ストローを実験的に導入したところ、「口当たりなどが良くない」と不評だったため、紙ストローは導入しない方針だという。

各社で進むストロー見直しの動き
各社で進むストロー見直しの動き

 プラスチック製品を巡っては、15年前後にプラごみがウミガメや魚の体内から見つかる事例が相次ぎ、使用を見直す動きが国際的に広がった。日本では22年、コンビニや飲食店などを対象に、プラ製品の削減計画策定を義務付ける法律が施行された。

 こうした中、紙ストローは土壌や水中で分解される時間がプラストローより短いとされ、代替品として導入された。しかし、米国で今年2月、トランプ大統領が「理不尽なキャンペーン」だとして紙ストローの使用推進を中止する大統領令に署名するなど、取り組みは減速している。

 金沢星稜大学の山本輝太郎准教授(科学リテラシー)は「環境への配慮は不可欠だが、直接口に入れるストローは不快感を与えないことも求められる」として、企業の対応が重要だと指摘している。

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