「トケマッチ」元代表、潜伏先のUAE当局が身柄確保…日本に移送し詐欺容疑で逮捕へ
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高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社「ネオリバース」(大阪市)元代表らが、預かった腕時計を返却せずに出国して国際手配された事件で、元代表の福原
警視庁は同日午前、利用者から腕時計をだまし取ったとして、同社元社員で大阪市平野区、職業不詳中山大志容疑者(44)を同容疑で逮捕した。事件を巡る逮捕者は初めて。
トケマッチは、高級腕時計を所有者から預かって貸し出すサービスで、2021年1月に始まった。同社は昨年1月31日、法人の解散とサービスの終了を発表。所有者に腕時計を返却しないまま、福原容疑者は同日、元社員の永田大輔容疑者(40)(国際手配)とともに成田空港からUAEのドバイに出国した。
捜査関係者によると、福原容疑者は中山容疑者と共謀して23年8~12月、東京都内の30歳代男性に「腕時計を預けてくれれば、毎月預託料を支払う。期間が終われば返却する」などといい、高級腕時計の「ロレックス」計15本(計約1800万円相当)をだまし取った疑いがある。腕時計は男性に無断で買い取り店に売却したり、質入れしたりしていたという。
同社はサービスを終了する直前の23年11~12月、腕時計を査定に出した人にギフト券を贈るキャンペーンを実施し、腕時計を集めていた。福原容疑者は同年11月頃、会社関係者に「事業をやめる」と伝えていたといい、同庁はキャンペーンの当初から腕時計を換金する目的だったとみている。
トケマッチを巡っては、腕時計が返却されないとの相談が各地の警察に相次いで寄せられ、昨年5月時点で、全国の20~80歳代の男女計約650人が45都道府県警に被害届を提出。約650人は21年3月~23年12月に計約1700本(計約28億円相当)を預けており、このうち約1300本が無断で売却されたり、質入れに出されたりしていた。
福原容疑者は腕時計の売却などで得た現金の一部を、暗号資産の購入に充てていたほか、オンラインカジノの関連口座に送金していたとみられるという。
警視庁は昨年3月、業務上横領容疑で、福原、永田両容疑者の逮捕状を取り、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。同年9月には2人の容疑を詐欺に切り替えていた。
今月に入り、UAE当局から福原容疑者の身柄を確保したと連絡があり、同庁は24日、現地に捜査員ら6人を派遣。福原容疑者の引き渡しを受け、26日未明に日本への移送を開始した。