宴席でセクハラした町長が辞意撤回、給与全額カットし任期満了まで続投意向…前倒し町長選の財政負担を考慮
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出張先の宴席で接客した女性にセクハラ行為をしたとして、辞意を表明していた佐賀県有田町の松尾佳昭町長(52)が24日、町役場で記者会見を開き、辞意を撤回し、給与を全額カットした上で、任期満了の来年4月15日まで続投する意向を示した。辞任した場合、選挙にかかる町の費用がかさむためとしている。
町長選と町議選の日程が同4月7日告示、同12日投開票と決まっており、任期半ばで辞任した場合、町長選が前倒しされる。町によると、同日選と比べ町の負担が1500万円増える。
松尾町長は会見で、「町民から『2回も選挙をしてほしくない』との声をたくさん聞いた。議会からも『これ以上、町政を混乱させてはならない。任期を全うして』と言われた」と述べた。3選を目指して出馬するか否かは、来年3月の町議会定例会までに判断するという。
24日、町議会臨時会が開かれ、松尾町長の給与を来年1月1日から任期満了日まで全額減額(月額77万7000円)する条例案が全会一致で可決された。
松尾町長は9月、企業誘致で名古屋市を訪れた際、相手との宴席で泥酔し、2次会の場で接客した女性の体を触った。町によると、企業側と誘致の協議を続けているという。問題を受け、町議会は今月2日、問責決議を全会一致で可決した。