安倍元首相銃撃、山上徹也被告に無期懲役を求刑
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安倍晋三・元首相が2022年に奈良市で銃撃されて死亡した事件で、殺人罪などに問われた無職山上徹也被告(45)の裁判員裁判の第15回公判が18日、奈良地裁であり、検察側は論告で無期懲役を求刑した。この日は弁護側の最終弁論も予定しており、結審する。
最大の争点は量刑で、多額献金で家庭が崩壊した被告の生い立ちをどの程度考慮するかが焦点となっている。
検察側は冒頭陳述で「不遇な生い立ちは安倍氏と関係がなく、量刑を大きく軽くするものではない」と主張。弁護側は、生まれ育った環境は児童虐待にあたり、被告の性格や行動傾向に影響したとし、「動機や犯行に至る経緯は刑の重さを判断する際、考慮すべきだ」としていた。
論告に先立ち、被害者参加制度を利用する安倍氏の妻・昭恵さん(63)の代理人弁護士の意見陳述が行われた。
起訴状では、山上被告は22年7月8日昼、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の路上で、参院選の応援演説中の安倍氏を手製銃で銃撃して殺害したとしている。