【速報】安倍氏銃撃、検察が山上被告の手製銃を「兵器」「殺傷能力極めて高い」…無期懲役を求刑
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安倍晋三・元首相の銃撃事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判は18日午後1時10分から、奈良地裁で検察側の論告求刑、弁護側の最終弁論が行われ、結審する。首相経験者が襲撃されて命を落としたのは戦後類例がなく、検察側がどのような求刑をするのか注目される。判決の言い渡しは来年1月21日の予定。
【事件がわかる】 ⇨ 山上被告の生い立ち / ⇨ 裁判で明らかになった事件を巡る経緯 / ⇨ 検察官・弁護人が法廷で何を話したのかを分析 / ⇨ 戦前に殺害された6人の宰相
検察論告「確実に命中させるため無防備な被害者に…」
検察側は求刑に至る前に、手製銃の危険性や犯行様態について指摘した。公共性の高い場所だったとして、被害者のほかにも危険が及ぶ可能性があったことについても言及した。
11月6日の第6回公判で、手製銃を鑑定した奈良県警科学捜査研究所の男性研究員は、人を殺傷するのに最低限必要なエネルギーの10倍程度だったと証言した(記事はこちら 「弾丸はベニヤ板4枚を貫通」 )。
昭恵さん「私は一人取り残され」…代理人弁護士が意見陳述
安倍昭恵さんはこれまで安倍氏を失った心情をつづる上申書を提出したほか、今月3日の公判に出廷した。結審のこの日は出廷はしなかったものの、昭恵さんの代理人弁護士が法廷に立ち、意見を述べた。
昭恵さんの上申書は11月13日の第7回公判で読み上げられた(記事はこちら 「ただ生きていてほしかった」 )。
争点は3点…判決の言い渡しは来年1月21日の予定
〈1〉手製銃が法律上の「拳銃」や「砲」と認定できるか〈2〉発射罪のほかに加重所持罪が成立するか〈3〉被告の生い立ちや家族関係などの情状をどの程度考慮すべきか――について争われている。
最大の争点は〈3〉。被告人質問を終えた検察側は「被告の身勝手さが伝わった」、弁護側は「生い立ちとの関わりが迫力を持って伝わった」と述べた。(記事はこちら 「双方手応え」 )
被告人質問は計10時間以上
被告人質問は11月20日~今月4日に行われ、計10時間以上に及んだ。1日目の被告人質問では母への複雑な思いを明かし、最終日の5日目は安倍氏殺害を「間違いだった」と述べた。
被告人質問5日間の主な一問一答( 記事はこちら )。
【これまでの公判から】
11月19日に行われた妹の証人尋問で、妹は涙ながらに「宗教2世」としての苦しみを語った( 記事はこちら )。
11月18日の母への証人尋問。母は「徹也の人生台無しに」と話した( 記事はこちら )。
10月28日の初公判で、山上被告は起訴事実について「全て事実です。私がしたことに間違いありません」と述べた。長く伸びた髪を束ねていた( 記事はこちら )。