霊感商法事件の「明覚寺」解散命令関連記録を廃棄…和歌山地裁
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霊視商法事件を起こしたとして、2002年1月に和歌山地裁が宗教法人「明覚寺」(和歌山県海南市)に出した解散命令の関連記録を、同地裁が廃棄していたことがわかった。解散命令はこれまで2件出され、オウム真理教に対する解散命令の関連記録も東京地裁が廃棄していたことがわかっている。
明覚寺の幹部は、僧侶に霊能力があるように装い、悩みごとの相談に訪れた主婦らから供養料名目で金銭をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた。文化庁は1999年に解散命令を請求し、和歌山地裁は2002年1月に解散を命じた。
同地裁によると、廃棄されたのは、解散命令の決定書と事件記録。最高裁は永久保存(特別保存)の対象について、通達で「全国的に社会の耳目を集めた事件」などとしているが、同地裁は記録を「特別保存」にしていなかった。
同地裁は25日、「廃棄された当時、特別保存を適切に行うための仕組みが整備されておらず、規定・通達の趣旨に沿った運用がされていたとは言いがたい」とのコメントを出した。