小川晶・前市長の辞職受け行われる前橋市長選、構図固まらず小川氏の動向に注目

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 前橋市の小川晶・前市長(42)の辞職を受けて行われる市長選の投開票まで、12日で1か月となった。これまでに出馬を表明したのは、いずれも新人で弁護士の丸山彬氏(39)と元市議の店橋世津子氏(64)の2人のみ。小川氏は態度を明らかにしておらず、動向が注目される。構図は固まっていない。(井上健人)

市長選の立候補予定者説明会に出席する陣営関係者ら(6日、前橋市で)
市長選の立候補予定者説明会に出席する陣営関係者ら(6日、前橋市で)

保守まとまるか

 「市民の分断が生じ、子どもに誇りある前橋と言えない危機感を抱いている。この状況を一刻も早く解消し、世界に誇れる前橋を作りたい」。小川氏の辞職から一夜明けた先月28日、丸山氏は一番乗りで出馬を表明した。

 市中心部の活性化に取り組む一般社団法人「太陽の会」の監事を務めたことから、ジンズホールディングスの田中仁・最高経営責任者ら企業経営者が陣営を支える。山本知事は本人に会う前の段階で支援を決め、自民党系2会派も面会した上で支援の方針を決定した。

 昨年2月の市長選で小川氏に敗れた元市長の山本龍氏(66)は8日に出馬見送りを表明。保守系候補一本化に向け、「市議会が丸山候補ということなら」と支援に前向きだ。陣営や支援者の顔ぶれは豪華さを増しているが、丸山氏自身も「政治経験がなく知名度もない」と認めており、有権者の支持につながるかは不透明だ。

連合群馬、自主投票

 一方、最も動向が注目される小川氏は、辞職から2週間たっても態度を明らかにしていない。先月14日に出席した市民との公開対話集会では「市長選があった時は出馬し、市民のために働いていきたい」と意欲を見せていたが、辞職した27日は「支援者と相談しながら考えたい」と発言は後退した。辞職後はSNSに前橋への思いなどを投稿するが、目立った動きはない。

 前回選で小川氏を支援した共産党系市民団体「民主市政の会」は店橋氏を擁立した。樋口和彦代表委員は9日の記者会見で、小川氏側から支援要請があったとしても「無理でしょうね」と述べた。2年前に小川氏を推薦した連合群馬は9日の執行委員会で、今回は自主投票の方針を決定。取材に、「小川氏を応援する声と応援できないという意見が二分している」と理由を説明した。

出直しに期待と警戒

 こうした中、子ども・子育てや農業への支援施策を評価する支援者や市民からは、出馬を求める声が根強い。今月6日の立候補予定者説明会には7陣営が出席し、別の2陣営が届け出関係書類を受領した。小川氏の関係者がいたかは明らかになっていないが、ある陣営は「小川氏が出馬しないわけがない。告示直前に立候補を表明し、知事らに批判的な層の票を一気に取り込むストーリーを描いているはず」とみる。

 山本知事も11日の定例記者会見で、「いまだに態度を表明していないのは世の中の動向を見ている。チャンスを狙っているとしか見えないので、私は出馬されると思う」と述べた。

選管急ピッチ

 市選挙管理委員会は市長選と市議補選にかかる選挙費用は約1億3000万円と試算する。前回の市長選と市議補選は約1億円だったが、ポスター掲示板の資材費や設置する人件費の高騰を加味した。小川氏の辞職から投開票まで年末年始を挟んで1か月半しかなく、入札を経ずに業者を選定するなど急ピッチで準備が進められている。

 市選管担当者は「前回は立候補者が2人だったが、今回は乱立する可能性もある。どんな陣容でも対応できるようにしたい」としている。

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