年利7%約束した「みんなで大家さん」の配当遅れ問題、空港会社は開発用地の貸し付け「終了」方針

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 成田空港周辺の開発用地に出資すれば利益を得られるとする不動産投資商品「みんなで大家さん シリーズ成田」の配当が遅れている問題で、事業者に用地の約4割を貸している成田国際空港会社(NAA)は26日、工事を継続する資金力を確認できないとして、今月末の賃貸借契約満了をもって貸し付けを終了する方針を決めた。開発事業の存続に大きく影響する可能性がある。

成田空港周辺の造成工事現場(4日、千葉県成田市で)
成田空港周辺の造成工事現場(4日、千葉県成田市で)

 「大家さん」は不動産会社「共生バンク」(東京)のグループが手がける投資商品。シリーズ成田では約1560億円を集め、出資者に年利7%の配当を約束していたが、7月以降は支払いが滞っている。

 同社は約45万6000平方メートルの用地にホテルや展示場などを建設する開発事業を計画し、2020年9月に約19万平方メートルの用地をNAAから年1800万円の賃料で借りる契約を結んだ。契約は23年9月までだったが、2度延長されて今月末までとなっていた。

 関係者によると、NAAは開発用地について、共生バンクとの賃貸借契約を延長しない方針を決めた。造成工事の継続に必要な資金が確認できないとしている。

 開発登録簿によると、造成工事は21年3月末に完了する予定だったが、今月25日に4度目の工事完了予定の変更届が千葉県成田市に受理され、現在の期日は27年8月末となっている。

 「大家さん」を巡っては、全国の出資者約1200人が110億円超の出資金返還などを求める集団訴訟を起こしている。

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