参院選買収で韓国籍のパチンコ会社社長らを買収の約束容疑で再逮捕…従業員に残業代名目で支払うと

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 7月の参院選比例選で、自民党候補に投票する見返りに従業員に報酬を渡す約束をしたとして、パチンコ店運営会社「デルパラ」(東京都港区)の社長ら幹部6人が逮捕された事件で、警視庁は16日、同社社長で韓国籍の李昌範容疑者(50)ら3人を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で再逮捕した。

 他に再逮捕されたのは、同社の営業本部長の男(46)、管理本部長の男(44)の両容疑者。

送検される李昌範容疑者(8月28日午前、東京都港区で)
送検される李昌範容疑者(8月28日午前、東京都港区で)

 発表によると、3人は7月初旬~中旬、グループ会社「モリナガ」(鹿児島市)が展開する鹿児島県内の八つのパチンコ店の店長と共謀し、従業員107人に対し、自民党公認候補だった阿部恭久氏(66)に投票する見返りに、残業代名目で現金3000~4000円の報酬を支払う約束をした疑い。現金は支払われなかったという。阿部氏はパチンコ店の全国組織の理事長で、業界初の組織内候補として出馬したが、落選した。

 李容疑者らは、デルパラが運営するパチンコ店の従業員60人に同様に報酬の支払いを約束したとして、先月26日に同法違反容疑で逮捕されていた。同庁は今月5日、デルパラの別の従業員36人にも同様に買収を図ったとして、李容疑者ら同社幹部6人を追送検した。

 デルパラとモリナガでは、全31店舗の従業員計250人以上が約束に応じたとみられ、同庁は従業員についても被買収の容疑で立件する方針。

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