Free歴史紡いだ先輩、地域住民に感謝 八戸・鮫小で150周年記念式典
「よろこびの詩」を披露する児童
八戸市立鮫小(久保亨校長)の創立150周年記念式典が8日、同校体育館で開かれた。児童や関係者約350人が、歴史と伝統を受け継ぎながら未来に向かって力強く歩んでいくことを誓った。
同校は1875年、元神明宮境内に「鮫小学」として開校。その後何度かの移転を経て、1927年に現在地に移った。校歌は戦後間もないころに制定され、「荒城の月」を手がけたとして知られる詩人の土井晩翠が作詞している。これまでに1万5570人の卒業生を送り出した。
式では、久保校長が「これまで先輩方が積み上げてきた歴史と伝統を胸に、これからも地域を大切にしながら、新たな未来を切り開いてほしい」と子どもたちに語りかけた。続いて、歴代校長や地域功労者に感謝状を贈った。
全校児童による「よろこびの詩」では、150年の歴史を紡いできた先輩たちや地域の方への感謝の思いを伝えた。児童は「母校への誇りと感謝を忘れずに、大好きな鮫小学校をますます輝かせる」と誓い、「ふるさと」を心を合わせて歌い上げた。