日本に今年も「化石賞」…温室効果ガス排出量トップの中国選ばれず「不公平」「ダブルスタンダード」の声
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【ベレン=鬼頭朋子、西原寛人】国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に参加する国際環境NGO「気候行動ネットワーク」は13日、脱炭素に後ろ向きな国を批判する「化石賞」に日本を選んだと発表した。「化石燃料の延命」などを理由としたが、日本側からは「選定基準が曖昧で
化石賞は毎年のCOP期間中、各国NGOが脱炭素に消極的と考えた国を選ぶ。日本はコロナ禍で延期された2020年を除き、ほぼ毎年選ばれている。今回は石炭などを使う火力発電所由来の二酸化炭素を回収・貯留する技術「CCS」の開発などを理由に、「解決策を装っている」とされた。
一方、温室効果ガス排出量が世界首位の中国は火力発電所新設を続ける方針にもかかわらず、10年以上選ばれていない。環境省幹部は「日本は資源がなくても真剣に脱炭素化を進めているのに不公平だ」と訴える。
NGO関係者は「中国を化石賞に選ぶと国内の環境団体が弾圧されるリスクを考慮している」と明かす。ただ、「批判しやすい国を選んでいる」との指摘もあり、東京大の有馬純客員教授(エネルギー環境政策)は「石炭を大量消費する中国を批判しないのはダブルスタンダードだ」と話す。
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