大阪・忠岡町談合、前町長有罪…地裁判決
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大阪府の忠岡町発注工事の入札情報を業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反などに問われた前町長の杉原健士被告(64)に対し、大阪地裁(荒木未佳裁判長)は6日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、杉原被告は昨年7~12月、町発注工事4件の指名競争入札を巡り、非公表の最低制限価格を複数の建築会社の役員ら4人に漏えいした。
荒木裁判長は「立場を不正利用して入札の公正を害した」とした一方、町長を辞職し、反省していることを踏まえ、執行猶予が相当と判断した。
地裁は6日、情報漏えいを受けたとして公契約関係競売入札妨害罪に問われた無職前田弘被告(84)についても、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)の判決を言い渡した。