共同通信、生成AIで加工の「子ガメをくわえるタヌキ」の写真を配信取り消し…加盟社の指摘で判明

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 ウミガメの産卵地・屋久島(鹿児島県)でのタヌキによる食害に関する記事を巡り、共同通信社(東京)は10月20日に配信した子ガメをくわえるタヌキの写真について、「生成AI(人工知能)により加工されたと確認した」として取り消した。11月1日付。

(上)監視カメラで撮影されたタヌキの画像、(下)生成AIで加工されたタヌキの画像(いずれも屋久島うみがめ館提供)
(上)監視カメラで撮影されたタヌキの画像、(下)生成AIで加工されたタヌキの画像(いずれも屋久島うみがめ館提供)

 同社によると、社内指針で「報道用の写真、グラフィックス、動画、音声作成に生成AIを原則使用しない」と定めているが、取材時に生成AIによる加工の有無を確認していなかった。元の画像に比べてタヌキの姿がはっきりと映り、くわえている子ガメの向きが違っており、「事実を正確に伝えるべき報道写真として不適切と判断した」としている。

 画像はウミガメの保護に取り組むNPO法人「屋久島うみがめ館」から提供を受けて加盟社に配信し、複数の新聞社が掲載した。

 10月24日に加盟社から「生成AIの画像ではないか」と指摘され調査したところ、同館の協力者が監視カメラの動画から切り出した画像を基に、生成AIの「チャットGPT」に画質の向上を指示して作成したものと判明した。

 環境省屋久島自然保護官事務所によると、同島ではタヌキによるウミガメの捕食が確認されている。記事は同省が調査に乗り出したとする内容で、同社は記事そのものに誤りはないとしている。

 屋久島うみがめ館の上田博文代表理事(60)は読売新聞の取材に、「動画の一部を鮮明にしたという認識だったが、タヌキの足や子ガメの向きが動画と異なる画像になっていた。安易だった」と釈明した。

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