いじめ訴訟の証人尋問で同級生、ズボン脱がせ合う「仲の良い友達」…自殺した生徒の父親「考え方が違う」
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2018年に野球部員だった福岡県久留米市の県立高2年の男子生徒(当時16歳)が自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が同級生だった部員6人に謝罪と損害賠償を求めた訴訟の証人尋問が31日、福岡地裁久留米支部(川崎聡子裁判長)であった。生徒の父親が「生き返ってほしいと思わない日はない」と述べた。
訴状によると、6人は遅くとも17年7月頃から、生徒の体や足首を押さえつけてズボンや靴下を脱がせたり、携帯電話を隠したりする行為を繰り返した。生徒は18年6月22日、「毎日色々言われてもう限界やった」などのメッセージを携帯電話に残し、自殺した。
原告代理人によると、20年12月の第1回口頭弁論以降、6人と和解協議などをしてきたが折り合いがつかなかった。
証人尋問では、同級生2人のうち1人が、生徒と互いにズボンを脱がせ合ったり、携帯電話を隠し合ったりしたとして、「仲の良い友達だった」と述べた。生徒の父親は「(被告の言う)仲の良さは考え方が違う。許すことができない」と話した。
この問題を巡っては、県教育委員会の第三者委員会が19年に6人の行為をいじめと認定し、自殺との因果関係も認めた。