米中首脳会談、トランプ氏「習氏は偉大な指導者」…習氏「両国はパートナーや友人であるべきだ」
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【釜山(韓国南部)=吉永亜希子、慶州(同南東部)=池田慶太】米国のトランプ大統領と中国の
両氏は会談前、報道陣の前で握手を交わした。トランプ氏は会談冒頭、習氏を「友人」「偉大な指導者」と呼び、「すでに多くのことに合意したが、この場でさらに合意する。長期間にわたり素晴らしい関係を築くだろう」と述べた。中国国営新華社通信によると、習氏は「中国の発展はトランプ氏が実現を目指す『米国を再び偉大にする』ということと矛盾しない」と語り、「私は中米両国はパートナーや友人であるべきだと述べてきた」と関係改善へ意欲を示した。
会談時間は約1時間40分に及んだ。両氏の対面会談は2019年6月以来、約6年ぶり。会談では、両国の閣僚級貿易協議で合意した、米国による100%の対中追加関税の回避や中国によるレアアースの輸出規制強化の延期で最終合意を目指した。中国による合成麻薬フェンタニルの米国流入の対策強化の見返りに、米国が中国に課す20%の追加関税を引き下げることを確認したとみられる。
トランプ氏は、ロシアとウクライナの停戦仲介を目指し、習氏に露産原油の購入停止を求める意向を示していた。習政権が「核心的利益の中の核心」と位置づける台湾問題について議論されたかも焦点となる。トランプ氏は29日、議題にするか記者団から問われ、曖昧な返答にとどめた。
また、トランプ氏は中国への半導体輸出規制を取り上げる意向を示していた。米中間で「包括的合意」を交わし、関係の安定化を目指す意向だ。習氏は、レアアースの輸出や大豆購入などを交渉材料に、米国による半導体の対中輸出規制の緩和を求めたとみられる。
会談では、9月に米中双方で合意された中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却についても両首脳が署名した可能性がある。両首脳は9月の電話会談で、トランプ氏が来年の早い時期に訪中し、習氏が適切な時期に訪米することを確認したと米側は説明しており、会談で相互往来が話題に上ったとみられる。
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