安倍元首相銃撃事件の初公判【速報中】山上徹也被告は何を語るか、午後2時開廷
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安倍晋三・元首相が2022年7月、奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が28日午後2時、奈良地裁で始まる。社会を震撼させた事件から3年3か月。山上被告は何を語るのか。法廷の様子を速報する。
一般傍聴席は32席、希望者が朝早くから抽選券の配布に列
地裁によると、一般傍聴席は32席。地裁から約1キロ離れた奈良公園春日野園地で午前8時半~9時半、傍聴抽選券の配布が行われた。
傍聴希望者が朝早くから列を作った。
安倍元首相銃撃事件とは
安倍元首相は2022年7月8日、奈良市の路上で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した。奈良県警は、その場で山上被告を現行犯逮捕した。
山上被告は調べに対し「母親の入信で家庭生活がめちゃくちゃになった」と、母親や旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への恨みを述べたという。
約半年間の鑑定留置を経て、奈良地検は23年、殺人罪や銃刀法違反など五つの罪で起訴した。
最大の争点…母親の旧統一教会への多額献金で家庭崩壊、量刑にどの程度反映か
公判は全19回で2026年1月21日に判決が言い渡される見通し。弁護側は山上被告への被告人質問のほか、母親や宗教学者ら5人への証人尋問で、母親の信仰が事件に与えた影響を明らかにする考え。( 母親の証人尋問の実施を伝える記事はこちら )
一方、検察側は、事件を目撃した国会議員や遺体の解剖医ら7人の証人尋問で、殺意の強さや悪質性を立証する。
安倍元首相の妻の昭恵さんは被害者参加制度を利用する。出廷はせず、代理人が法廷で、昭恵さんの思いが記された書面を読み上げる形になる見通し。( 詳しくはこちら )
山上被告は中学校ではバスケットボール部に所属し、奈良県内トップクラスの県立高校に進んだ。だが、旧統一教会に入信していた母親が多額の献金で破産宣告を受けたことなどで、人生が暗転した。
2022年9月、安倍氏の国葬が営まれたが、その実施を巡り、国民の間で賛否が分かれた。親の信仰で苦しむ「宗教2世問題」もクローズアップされ、東京地裁は、教団を宗教法人として存続させるのは不適切と判断し、2025年3月に解散命令を出した。教団側は東京高裁に即時抗告した。