九州発 西部本社編集局

福岡市東区「アイランドシティ」20年で人口46倍、1万6000人超に…「売れない人工島」に学校や病院

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

「スクラップ機能」に登録したYOL記事の保存期間のお知らせ。詳細はこちら
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

まちびらきから20年を迎えたアイランドシティ。まちづくりエリア(島内の手前)にはタワーマンションも立ち並ぶ(9月16日、福岡市東区で、読売機から)=足立浩史撮影
まちびらきから20年を迎えたアイランドシティ。まちづくりエリア(島内の手前)にはタワーマンションも立ち並ぶ(9月16日、福岡市東区で、読売機から)=足立浩史撮影

 福岡市東区の「アイランドシティ」が今秋、まちびらきから20年を迎えた。当初は「売れない人工島」とやゆされた埋め立て地は学校や病院の開業、企業進出を後押しする市の交付金の効果で、1万6000人超が暮らす街に発展。成長を続ける福岡市の象徴的なエリアとなった。今月26日には現地で記念式典が開かれる。(後藤茜、中西瑛、原聖悟)

「夜になると真っ暗だった」

 「緑が多く、小鳥のさえずりもよく聞こえる。何もなかった埋め立て地が、子どもの声があふれる元気な街になった」。アイランドシティの海辺の住宅街で今月上旬、白川正茂さん(79)が穏やかな表情で語った。

 アイランドシティは、博多湾の海底を掘削する工事で出た土砂で東区沖の401・3ヘクタールを埋め立てる市の事業として、1994年に着工した。東側は住宅などの「まちづくりエリア」、西側は企業や港湾施設などの「みなとづくりエリア」とし、総事業費は約3940億円。2005年9月にまちづくりエリアに住宅ゾーンの「 照葉てりは のまち」がまちびらきを迎え、同年12月から入居が始まった。

2005年9月のアイランドシティ=読売ヘリから
2005年9月のアイランドシティ=読売ヘリから

 白川さんは、海を望む景観が気に入り、18年前に早良区から夫婦2人で戸建てに移り住んだ。まちびらき当初の人口は約350人。島内にスーパーやコンビニはなく、島外に車で買い物に出かけていた。「市中心部と別世界。夜になると真っ暗だった」と振り返る。

「疑惑の人工島事業」住宅分譲に影響

 生活環境が途上なことに加え、「疑惑の人工島事業」という負のイメージも住宅分譲に影響を与えた。

 宅地開発が本格的に始まろうとしていた02年、ケヤキ・庭石購入を巡る特別背任事件が発覚。事業主体だった第3セクターの元社長らが逮捕された。

関連記事
歌舞伎座の弁当に熊本県あさぎり町産コメ使用へ「試食したがとてもおいしい」…特産品販売なども今後検討

1

2

3

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む 「九州発」の最新記事一覧
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
7245574 0 ニュース 2025/10/23 15:23:00 2025/10/23 16:57:47 2025/10/23 16:57:47 /media/2025/10/20251023-OYTNI50050-T.jpg?type=thumbnail

注目ニュースランキング

主要ニュース

おすすめ特集・連載

読売新聞購読申し込みバナー

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)