愛知の住宅街でキツネ頻繁に出没、玄関前など「3日連続で糞が見つかる」…エキノコックス症も不安

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 愛知県豊田市の住宅街・五ヶ丘地区にキツネが頻繁に出没し、住民らが ふん 害などに苦慮している。住民は防護ネットなどで敷地内に入るのを防いでいるが、北海道ではキツネの糞を介して重い肝機能障害を起こす「エキノコックス症」の感染が問題になっており、愛知県衛生研究所なども注意を呼びかけている。(光部雅彦)

 市中心部から約4キロ南東に位置する五ヶ丘地区は昭和50年代に開発が進み、現在は約2400世帯が暮らす。今年春、地区にキツネが出没するようになり、以後は数匹が日常的に町の道路を歩いたり、民家の庭に入ったりしている。

キツネに入られないように防護ネットを設置する住民(豊田市五ヶ丘で)
キツネに入られないように防護ネットを設置する住民(豊田市五ヶ丘で)

 地区に住む主婦(65)は、玄関前の階段や駐車場にたびたび糞をされるようになり、「3日連続で糞が見つかったこともあり閉口した」と漏らす。現在は主婦を含め、多くの住民が敷地内に入れないように周囲にネットを張るなどして自衛しており、一帯の自治区連合会長を務める男性(67)も「ここに住んで35年になるが、これまでキツネを見たことはなかった」と困惑した様子で話す。

 住民らは市や県に相談しているが、キツネは鳥獣保護法で許可なく捕獲や駆除することが認められていない上、農作物の被害などが確認されていないため、市や県の対応を難しくさせている。愛知県自然環境課は「法の趣旨からすると、犬をけしかけたり、棒で威嚇したりするのもグレーゾーンに当たり、対策が難しい」と指摘する。

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