外国人登山者が半数超の穴場「富士山須走ルート」…日差し遮られ登りやすい樹林帯、欧米客に人気

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 富士山の開山期(7月10日~9月10日)に、今夏始まった入山規制に伴う事前登録をした登山者のうち、外国人が占める割合が須走ルートで5割を超えていたことが静岡県のまとめでわかった。登山者の詳細な国・地域の割合が発表されるのは初めて。欧米系ツアー客の人気が主な理由として挙げられる。(大坪祐市)

富士山須走口5合目周辺から見た富士山(静岡県提供)
富士山須走口5合目周辺から見た富士山(静岡県提供)

 静岡県が今年、登山者情報の事前登録のため導入した公式アプリ「静岡県FUJI NAVI」の情報を分析し、登山者の国・地域の内訳を公表した。それによると、外国人の比率は、約1・8万人が事前登録した須走ルートで51・3%(9396人)となり、日本人登山者を上回った。国・地域別で日本に次いで人数が多かったのは、アメリカ(1614人)、フランス(618人)、イギリス(466人)の順で、欧米の国々が上位を占めた。

 静岡県内で最も多くの登山者が利用する富士宮ルートの外国人割合は22・4%。内訳は、台湾(1790人)、アメリカ(932人)、韓国(702人)、中国(633人)と、アジア系が多かった。

 一方、静岡県内に三つあるルートで最も険しいとされる御殿場ルートでは17%にとどまった。

 「須走ルートは東京からの接続が抜群。河口湖や箱根など、海外で人気の観光地からも近い」

 ガイド団体「富士マウンテンガイド」代表のカミングス・ルークさん(40)は、外国人観光客にとっての須走ルートの魅力をこう説明する。

 同団体によると、河口湖など周辺の観光地を巡った後で、JR御殿場駅にあるロータリーでバスに乗って須走口に向かう外国人観光客もいる。

 欧米客に人気の理由は須走ルートの特徴にもある。

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