外国人登山者が半数超の穴場「富士山須走ルート」…日差し遮られ登りやすい樹林帯、欧米客に人気
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富士山の他のルートは、火山灰や岩などに覆われ、日陰がないが、須走ルートは6合目付近まで樹林帯が広がり、日差しが遮られる。
カミングスさんは「須走ルートは、登りやすい『穴場』だ」と指摘する。
須走口がある静岡県小山町の担当者は「ツアーの人気で欧米客が多くなっているのではないか」と指摘。同町の登山ガイド制度で認定されたガイド70人のうち半数以上が、欧米客向けのツアーを案内しているという。
一方、山小屋関係者は、入山規制に伴う出費を負担に思う国内の家族連れ客が減った可能性があると指摘する。入山料は1人当たり4000円で、4人家族の場合には1万6000円を支払わなければならない。子どもの数が増えるほど負担が増す仕組みとなっている。
須走ルート5合目の山荘「菊屋」を営む渡辺昇さん(75)によると、「今年の国内の家族連れ客の予約は1、2件にとどまった」と振り返る。
東富士山荘代表の米山千晴さん(74)は、「日本では入山料という制度にまだ慣れていない人が多く、定着するまでには何年かかかるだろう」と推測する。
同町の担当者は「インバウンドが増えることはうれしいが、国内客もより増やしていきたい」と話している。
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