経費削減で閉鎖されたJR駅のトイレ、市民から新しいトイレ寄贈…利用客「ようやく不便解消です」
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千葉県大網白里市のJR外房線永田駅のトイレが経費削減を理由に昨年2月から閉鎖されていた問題で、市民から新しいトイレが寄贈され、8日朝から使えるようになった。市が維持管理を担う。
新しいトイレは床面積8・28平方メートルの木造平屋。入り口にスロープがあり、男性用小便器と洋式多機能トイレが設置されている。JR東日本が駅前に所有していた有料駐車場の土地(市に無償譲渡)に、寄贈者が建設費を負担してトイレを作った。トイレットペーパーの交換や清掃作業は市の委託を受けた業者が行う。
9日朝は、新しいトイレに気づいて建物内を確認する人もいた。永田駅を利用する60歳代の男性は「自宅から駅まで自転車で25分かかる。駅に着いた時にトイレに行きたくなることもあるので、ありがたい。ようやく不便解消です」と笑顔で話した。
永田駅のトイレを巡っては2022年4月、JR側が利用者減少と経費削減を理由に市に無償譲渡を提案した。その一方で、維持管理費の負担を市に求めた。市は「鉄道利用者の施設の維持管理を税金で賄うのは筋が違う」と拒否。JR側は23年2月5日からトイレを閉鎖していた。