NHKの稲葉延雄会長「様々な意見が出るような演出はNHKらしくない」…Nスぺ「昭和16年夏の敗戦」巡り見解

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 NHKの稲葉延雄会長は17日の定例記者会見で、8月放送のNHKスペシャル「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」でのドラマの描き方について、「面白くするために史実と異なる脚色をしたと指摘されても致し方ない面はあった。様々な意見が出るような演出は、たとえドラマであってもNHKらしくなかった」との見解を示した。

NHK
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 ドラマは、机上演習によって日米開戦前に確実な敗北を予測していた「総力戦研究所」をテーマにフィクションとして制作。8月16、17日に放送され、初代所長を自由な議論を封殺する人物のように描いていた。

 放送後、その描き方が歴史を 歪曲わいきょく しているとして実際の初代所長の孫が記者会見。「祖父が卑劣な人間に描かれている。NHKスペシャルは真実を伝える番組と信じている視聴者は多い。公共放送は歴史を正しく伝えるべきだ」と批判した。

 同作は外部制作会社との共同制作。稲葉会長は「共同制作では、商業的側面が強調されることは起こりうる。NHKとして守るべきことを最後まで貫くのが難しいならば、共同制作とは別の方法を選択すべきではないか」と述べた。

 また、生成AI(人工知能)を使ったサービスで記事が無断利用されていると、日本の報道機関が米企業に相次いで訴訟を起こしている問題に関し、稲葉会長は「NHKの正当な利益が不当に侵害される形でAIの学習に使われるのはあってはならない」と強調した。

 一方、「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本国内での生中継について、米動画配信大手ネットフリックスが独占配信を行う件については、放送権料の高騰で国民的関心が高いイベントの視聴機会が限定されると危惧。「関係者が集まって、一般の方々が広く国民的スポーツを視聴できる環境を作るための議論を」と要望した。

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