「研究の知識を応用」して覚醒剤製造、大学院生を容疑で再逮捕…薬品や器具はネットで調達
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自宅で覚醒剤を製造したとして、福島県警郡山署は14日、山梨県甲斐市、大学院生の男(24)(覚醒剤取締法違反で公判中)を同法違反(製造)容疑で再逮捕した。覚醒剤製造の摘発は福島県内初で、「大学院での研究などの知識を応用して自分で作った」と容疑を認めているという。
発表によると、男は今年3月24日頃~同27日頃、当時住んでいた山形県米沢市の自宅で、化学薬品を合成して覚醒剤を製造した疑い。
男は覚醒剤を使用したとして、7月に同法違反(使用)で逮捕、8月に起訴された。その後の捜査で、使用した覚醒剤が自ら製造したものだったと判明した。男は大学院で化学を専攻しており、「覚醒剤の効果に興味があり、自分で使うために製造した」と供述。製造に必要な薬品や器具はインターネットで市販品を調達していた。
県警は、供述に基づき製造工程を再現し、覚醒剤が合成できることを確認したという。同署は14日、自宅から押収した薬品、器具など239点を公開した。