46歳元警部、強姦など罪6件認め「市民を守るべき立場の私が落ち度のない人を深く傷つけた」

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 検察側は冒頭陳述で、岡田被告が「警察に言ったら覚えておけよ」と被害者を脅したと強調。被害者に目隠しをし、犯行後には洗濯機でシーツを洗うなどの証拠隠滅を図ったと指摘した。

 「市民を守る立場の人がこんなことをして驚き、社会を信用できなくなった」「一生社会に戻って来ないで」。証拠調べでは、被害女性らが捜査当局に、こう話したと明らかにした。

 被告人質問に対する岡田被告の説明によると、性犯罪に手を染めた時期は、起訴された事件の数年前。一人暮らしや独身の女性が多いと考え、近くに大学や病院がある地域を狙い、無施錠の部屋に入ったという。

 動機については、家族とトラブルを起こす父親との関係に悩み、14年に父親が亡くなって自暴自棄になったと説明。「自暴自棄と犯罪がどう関係するのか」と弁護側から質問されると、「自暴自棄になり現実逃避した」「自分の性欲や好奇心が罪悪感を上回った」と答えた。

 警察官による卑劣な事件。岡田被告は「市民を守るべき立場の私が全く落ち度のない被害者を深く傷つけた。私が警察官と知って、さらに失望や憤りを感じたと思う」と謝罪した。

 証人尋問には、岡田被告の母親が出廷した。息子の異変を感じなかったと証言する一方、涙を流して何度も謝罪した。

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