アフガン軍がパキスタンに大規模攻撃、空爆の報復か…本格的交戦で双方に死者情報

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 【テヘラン=吉形祐司、ニューデリー=青木佐知子】アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバン暫定政権軍は11日夜、隣国パキスタンへの攻撃を開始した。パキスタンが9日夜にアフガンを空爆したことに対する報復とみられる。パキスタン側も反撃し、本格的な交戦となっている模様だ。

 タリバン筋によると、パキスタンと国境を接する全州で重火器を使用した大規模な作戦が展開されている。報復開始の公式な発表はないが、各地の現地司令官らはSNSに、攻撃開始の動画などを投稿した。パキスタン軍に死者が出ていることを示す画像も公表した。

 パキスタン治安当局筋も、国境地帯の複数の地域でアフガン側から攻撃があり、軍が応戦中だと認めた。複数の国境警備拠点を破壊し、アフガン側に数十人の死者が出たとしている。

 パキスタンは、西部のアフガン国境周辺でテロを活発化させているパキスタンのイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」などを、タリバンが保護しているとして批判してきた。過去にもアフガンを攻撃している。

 アフガン国防省は10日、パキスタンによる9日の領空侵犯と東部への空爆を非難する声明を発表していた。タリバン筋によると、パキスタンはアフガンの首都カブールも攻撃したという。

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