「ゾンビたばこ」「笑気麻酔」と呼ばれる指定薬物エトミデート、密輸の疑いで中国籍の男3人逮捕

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 指定薬物「エトミデート」を密輸したなどとして、九州厚生局麻薬取締部と大分県警は10日、いずれも関東地方に住む20歳代の中国籍の男3人を医薬品医療機器法違反(輸入など)容疑で逮捕したと発表した。逮捕は8~9月ですでに起訴されている。同部によると、エトミデートの輸入を巡る摘発は全国初という。

押収されたエトミデート(10日、大分市で)=山口覚智撮影
押収されたエトミデート(10日、大分市で)=山口覚智撮影

 発表では、3人は千葉県船橋市の無職の男(24)ら。3人は何者かと共謀し、7月15日、エトミデートの粉末約100グラムが入った荷物をインドから輸入するなどした疑い。いずれも容疑を認めている。

 成田空港(千葉県成田市)の税関で、大分市内の20歳代男性宛ての荷物から粉末入りのポリ袋が見つかり、その後の捜査で3人の関与が浮上した。

 エトミデートは「ゾンビたばこ」や「笑気麻酔」と呼ばれ、手足のしびれなどの健康被害や異常行動を引き起こす恐れがある。厚生労働省は今年5月に指定薬物に追加し、販売や所持、使用を禁止した。

大分県警察本部
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