ロシア「影の船団」、船長ら乗組員2人は中国人…デンマーク侵入の無人機発射台か

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 【パリ=上地洋実】AFP通信によると、フランスの捜査当局は1日、制裁を回避してロシア産原油を運ぶ「影の船団」と呼ばれるタンカーの乗組員2人を拘束したと明かした。いずれも中国籍で、このうち船長が起訴され、もう1人は釈放されたという。タンカーは9月下旬に北欧デンマークに飛来した不審な無人機の発射台として利用された疑いが指摘されている。

1日、仏西部サンナゼール沖に停泊するロシアの「影の船団」とされるタンカー=AFP時事
1日、仏西部サンナゼール沖に停泊するロシアの「影の船団」とされるタンカー=AFP時事

 タンカーは西アフリカのベナンの国旗を掲げ、「影の船団」として欧州連合(EU)の制裁対象になっていた。仏西部のサンナゼール沖を航行中の9月27日に仏海軍の臨検を受けた際、船籍の証明書類を提示できず、仏捜査当局が取り調べを開始したという。

ロシアの無人機による領空侵犯に対応する非公式の会議に臨むフランスのマクロン大統領(1日、コペンハーゲンで)=ロイター
ロシアの無人機による領空侵犯に対応する非公式の会議に臨むフランスのマクロン大統領(1日、コペンハーゲンで)=ロイター

 船舶の運航情報を公開するサイト「マリントラフィック」によると、タンカーは9月20日、インド西部バディナールに向け、露産原油の主要な輸出拠点である露西部プリモルスク港を出航していた。22~25日にデンマーク沖を航行しており、正体不明の無人機が同国の空港や軍事施設で目撃された時期と重なっていた。

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